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古都PHPすなお女子会『夏のオンライン講演会』を開催しました

2024年7月14日(日)14:00~16:30、古都PHPすなお女子会主催のオープン例会「夏のオンライン講演会」を開催しました。今回は、関西圏に加え愛知県、東京都からもご参加頂き、11名が集いました。講師として、全国PHP友の会 関西エリア本部副本部長の市野俊哉氏をお迎えいたしました。

 

まず、岡本かをる氏による司会進行で信条唱和、5つのちかい、1分間瞑想で始まりました。次に、藤原かづ子会長の開会挨拶に続き、参加者による自己紹介を行いました。

続いて本題に移り、松下幸之助創業の地大開のエピソード、『大開町と松下幸之助』〜夢と希望の始まりの頃と題して、市野俊哉氏による講演が始まりました。

市野氏は、幸之助さん生誕110年に大開町に記念碑が建てられたのを機に現在まで、長年語り部を努めておられます。 その活動をもとにして、とっておきのお話をしていただきました。

幸之助さんは、げんを担ぎ、物事を前向きに捉えるプラス思考の持ち主でした。独立のめどがつき、新天地を求めて移転したのが現在の大阪市福島区大開町で、「大開町」の文字が末広がりの意味をもつため、その地に決められた所以です。

また工場の人員を増やすため求人していた際に、名字が「はんじょう」でかつ、その女性は身ごもっておられたので縁起がよいと見越し、雇用を決められたとのエピソードもありました。

 

そして、こんなお話も紹介していただきました。

真の事業経営をさとり、会社経営の使命を明示されました。幸之助さんの経営哲学〜 

商品を大量に生産・供給することで価格を下げ、人々が水道の水のように容易に商品を手に入れられる社会を目指すという考え。これは、いわゆる「水道哲学」と呼ばれています。また、よりよい社会、住みよい社会をつくるための楽土を建設することを掲げられました。

今やSDGsの考えが浸透していますが、90年も前に同じ考えで事業を展開されていたというのには驚かされました。

40分余りの講演は、盛り沢山の心に残る内容で余韻の残る中、質疑応答、感想会と移りました。2グループに分かれ、感想を述べあい、フリートークにも花が咲きました。

その後は、各グループの代表者が皆様の感想などをまとめて、下記のような発表となりました。

・創業当初、人に教えられ、地元の名士・世間に支えられて乗り切られたのが分かった。

・世界恐慌で会社が大変だったにも関わらず、従業員を一人も解雇しなかったのは、すごいなと思った。

・大きく成長したのは、むめの夫人のお力が大きかったのではないか。

最後に、PHP友の会 女子会推進部河野千晴氏に本日の総評を賜りました。

 

今年は、幸之助さん生誕130年の節目にあたり、幸之助さんの世界に広がる大事業の元となった、創業の地大開にスポットを当てたご講演は、とても有意義で、たくさんの学びや感動がありました。むめの夫人とのエピソードも伺うことができ、内助の功の素晴らしさ、貢献度の高さなども、うかがい知ることができました。

 

講演後は、それぞれの想いの中で、私たちは、“素直な心”を学び、日々やるべきことを地道に積み重ねて行くという基本の訓えに立ち返る良い機会でした。

市野俊哉様、本日は有難うございました。

参加者の皆様、有難うございました。

 

文責 古都PHPすなお女子会

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