古都PHPすなお女子会『第10期総会・10月度例会』を開催しました
2024年10月6日(日)10:15~14:00、古都PHPすなお女子会は、奈良市に於いて『第10期総会及び10月度例会』を会員7名の参加で開催しました。
当会は、平成27年(2015年)9月27日に発足し、この度10年目を迎えることとなりました。これを機に当会の横断幕を作り、来期に向けて心新たにスタートしました。
まず、濵田副会長の司会でスタートし、信条唱和、藤原会長の開会挨拶に続き本題の総会に入りました。議案書第1号~6号議案にそって各役員より報告があり、満場一致で承認の運びとなりました。
次に、10月度例会に移りました。
第一部「読書会」では、すなお誌2024年夏号の「物事を平易に見る」をテキストに、副題として「あなたは、何を基準に物事を判断しますか?」について感想及び、意見交換を行いました。
幸之助翁は、「私は、非常に平易にものをみる、むずかしくものを見ないように、自分でいつも心がけているんです。商売をする上でも、社員の適任についても、かけ引きなくウソもなく、それでうまくいく場合が60パーセント、それで十分結構という考えを私は常にもっているんです」と述べられています。
このお考えを基に、出席者から下記の感想がありました。
・人を採用する際には、選ぶ方が素直な心で実直に物事を見る心を積めば、その人の人間性を見て判断出来ると思う。
・自分らしくありのままに、幸之助さんの言われるように素直でいたいと思った。
・会社経営の人事について、幸之助さんは、60%であれば適任者と決めて、その人を励ましながら人を育てていくのが幸之助さんの素晴らしいところだと思った。
・かけひきもなく、ウソもなくそのままの姿を正直に見てもらえればいい。仕事でもうまくいくのが、60%だと言われている。半分以上という所が納得した。
・商売をする上で、多くの場合90%位は成功させようとして交渉するものだが、60%であれば非常に結構というお考えで成功されたことに驚いた。最も共感した点は「非常に平易にものを見る、難しくものを見ない」というところである。経験上、物事は難しく考えるとドンドン難しい方向へいき、解決が難しい。平易にものを見れば、解決への道も得やすいでしょう。
また、副題として出されたテーマに「あなたは、何を基準に物事を判断しますか?」については、次のような回答がありました。
・何を基準に物事を考えるかは、PHPの信条や五つの誓いを常に考えて判断していきたい。
高く望むことや上を目指すのは、大事だと思うが、60%であればいいと思えること、そして等身大のままにありのままの姿を見てもらえればよいと思えた。
・会社勤めをしていた時は、会社が損をしないこと。そして、お客さんの立場を考えて、共存共栄を判断基準にしていた。退職した今は、個人的には健康でいられるかどうかを基準にしている。対人関係において、心がけていることは、双方がよしとする道を選んでいる。それが、皆の幸せに繋がると思う。
・PHP友の会に入会してから、物事を私心なくまっすぐに受け止めることを基準としている。自分で感じたことに正直に従って、他人にとっても自分にとっても最善の決断をするようにしている。決断をしたら自信をもって遂行する様にしている。そうすれば、例え失敗しても後悔はない。
などの意見が寄せられました。
その後、第二部は、すなお誌2024年夏号付録の「松下幸之助人生マップ」をテーマに、どの出来事に感動したかについて、感想を述べ合いました。
皆様の感想では、次の4つに集約されました。
- 1904年の9歳で大阪へ丁稚奉公に出る。 ②1918年23歳で松下電気器具製作所を創業。③1946年51歳でPHP研究所を創設。④1964年69歳で深刻な不況に直面して熱海会談を開催。
少年時代に商売の道に入り必死に学んだ日々、そして起業を志し会社を創業した時期、深刻な不況に直面して、全国の販売会社、代理店の責任者を招いて会談し打開策を打ち出し、後々の大きな転期となった時期、そしてPHP友の会の基盤となるきっかけを作った時期 〜 幸之助さんの波瀾万丈の人生のマップ一つ一つを共に、追っていくことが出来ました。
今日は、今年“松下幸之助生誕130年”に因んで〜 足跡をたどり、試行錯誤し奮闘の日々を歩まれた人間味のある幸之助さんの姿を感じることが出来る良い機会となりました。
本日の総会、例会では闊達で有意義な意見が多く、実り多き集まりとなりました。
その後は、会場近くのレストランで昼食を共にし、和やかなひとときを過ごし充実した一日となりました。
ご出席の皆様有難うございました。
文責 古都PHPすなお女子会