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奈良PHP友の会 大安寺で心の講演会を開催

 奈良PHP友の会では6月8日(土)午後、奈良市の大安寺で第19回PHP心の講演会を開催しました。梅雨入り間近い時期ではありましたが、幸い真夏を思わせる好天に恵まれ、近畿圏のみならず東は東京、千葉、山梨、岐阜、三重、西は岡山、徳島の各県からの参加を含め総勢68名の参加者が大安寺の獅子吼殿ホールに集まり、午後1時30分から新西副会長の司会で講演会が始まりました。
檜垣会長の開会挨拶に続き、講師の大安寺副住職 河野裕韶師が登壇されました。演題は「大安寺の365日 ~古刹と元銀行員の私~」です。河野副住職は在家出身で元銀行員という異色の経歴をお持ちで、ご自身の紹介から始まり、大安寺の今日の姿、文化財の仏像、大安寺の歴史についてスライドを駆使しながら約1時間熱心に説明されました。

聖徳太子が平群に熊凝精舎を創建し、その遺言を受けた舒明天皇が飛鳥に百済大寺を建立されましたが、これが我が国初の天皇立寺院となり、その後高市大寺→大官大寺→大安寺と寺名を変えて今日に至っています。かつては壮大な伽藍を擁し、仏教の総合大学として多くの著名な学僧を輩出しましたが、その後衰退の時期を経て明治期に入り復興が始まり、現在癌
封じで知られる寺として多くの信仰を集めています。
河野副住職は大安寺にはまだまだ伸びしろが多く、個性を活かして寺情に合った復興を願われており、大安寺をもう一度かつての高みへと意気込んでおられるので、異色のご経歴を生かしたご活躍が楽しみな寺院です。

当初予定したスケジュールでは講演と質疑応答の後、休憩を挟んで本堂拝観の予定でしたが、他の参拝者のご祈祷中の為直ぐに本堂に入れず、宝物殿前で記念撮影の後諸仏を拝観し、CGで再現された天平大伽藍の威容をゲーム感覚で楽しみました。

午後4時に一行は本堂に移動しご祈祷を受けた後、一人ひとり笹酒(又は笹水)のおもてなしを受けて解散となりました。

アンケートにご協力頂いた参加者からのご意見を拝見すると、「大安寺に行ったことがなく、行きたいと思ったから」の回答が最も多く、「講師のお話の内容に興味があったから」が次に多い回答でした。また「諸法無我」という言葉が強く印象に残り、話の内容も平易で理解し易かったという意見が多く聞かれました。回り道とも思える僧侶への道を利点として、逆に皆が理解し易い言葉で仏教を説いて行こうとされるお姿に感銘を受けました。
(文責:奈良PHP友の会事務局 後藤昌弘)

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