１日目のメインは、PHP友の会島田の会員でもある浜松市議会議員の平野岳子さんから「PHPと議員活動(日々向き合う大切なメッセージを活かして）」と題する講演を頂きました。平野さんは再選に向けて出馬の準備をされていたご主人が病で入院された告示１か月前に出馬を決意、平成２７年４月に浜松市議会議員に初当選し、令和５年４月の３期目トップ当選という波乱万丈の議員スタートでした。現在は、浜松市議会の最大会派自由民主党浜松の幹事長を務められています。
　そんな平野さんが日頃地域で取り組んでおられる活動や、それを支えたPHP友の会との出会い、そして松下幸之助翁の考え方を学び、議員活動に活かしている事例をお話し頂きました。

具体的には、
①熱意と誠意：困難な状況でも希望を持ち続ける。誠実に努力することで道が開けると信じる。→常に情熱を持って行動
②顧客第一主義：顧客の利益を最優先に考える姿勢。顧客にとって本当に価値のある製品を提供することを重視し、顧客のニーズを徹底的に調査。→市民・後援者を大切に
③人材育成：「企業は人なり」という信念。従業員の教育と成長を重視。従業員が成長することで企業全体が発展すると考え、人材育成に力を。→若者との対話と伝達を大切に
　講演中、時折ジョークを交えながら常に笑顔で講演される平野さんの話は１時間があっという間でした。
　そんな平野さんが心がけていることに「笑顔のチカラ」があります。笑顔には、心理的効果、生理的効果及び社会的効果があるそうです。毎日配信されるSNS上の写真はいつも笑顔です。勿論言葉も大切ですが、まずは笑顔と感謝の心が大切だという話は、日頃の活動で築き上げた正に実践の賜物だと思いました。平野さんの今後のご活躍を心よりお祈りしております。

講演会後の分科会では「素直な心でSDGｓしよう！」をスローガンに、参加者全員で「私が取り組むＳＤＧｓ」についてディスカッションを行いました。
　全国ＰＨＰ友の会が取り組むＳＤＧｓについて鈴木事務局長から説明を受けたのち、５つのグループに分かれディスカッションを開始しました。会場内では、会話促進剤のお菓子を食べながら「うなずき」と「笑い」であふれていました。
　その後、各グループの代表者による発表が行われました。
　下の写真は、Ａグループの発表を行うＰＨＰ四日市異見会三重の佐藤敏行さんです。
　因みにBグループは横浜PHPほんとうの時代友の会の牛頭常雄さん、CグループはPHP友の会島田の佐藤元則さん、DグループはPHP友の会島田の山下脩蔵さん、Eグループは浦勝美さんでした。

さあ、分科会の後のお楽しみは懇親会。お酒が飲めないのに酒屋を営んでいたPHP友の会島田の山下さんの乾杯の音頭で懇親会がスタートしました。この懇親会にはひとつの約束事がありました。それは、SDGsを学んだ直後ということもあることから、食品ロス低減に向けた３０１０運動（乾杯後の３０分と終了前の１０分間は自席について料理を楽しむことにより、食べ残しによる食品ロスをなくす運動）を行うということです。結果はどうだったでしょうか？？？
　懇親会の中では、参加者一人ひとりによる自己紹介タイムを設け交流を図りました。美味しいお酒にエンジンがかかりマイクを離さない方が続出したり、NEXTTRY　TOKAIのみなさんがビンゴゲームで盛り上げてくれたり楽しい懇親会となりました。
　二次会のカラオケには約半数の方が参加しました。マイクがいらないほど大きな声で歌う方、部屋の椅子を押しのけダンスを踊る方、日本舞踊を披露する方など、みなさん本当にお元気です。

２日目は、東海エリア本部内にふたつとない原子力発電所の見学を行いました。原子力PR館にて発電所の現況について説明を受け、さらにPR館の模型で知識を深めいざ発電所へ。
　金属探知機を通過し専用バスで発電所構内の施設を見学しました。海抜20ｍを超す防波壁を始めとする数々の安全対策のスケールの大きさに一同驚きの声も上がりました。
　そして、再度金属探知機を通過し５号機建屋内に入り、発電所の頭脳である中央制御室や、原子炉格納容器上部、燃料プールなどを窓越しに見ながら約３時間の見学を終えました。

見学会終了後は、御前崎海鮮なぶら市場で海の幸を堪能しました。
　こんな感じで「どまんなか祭」の全ての日程が終了しました。
　なお、本イベントで参加者のみなさまから寄せられた愛の募金は９，２２２円でした。早速「思いやり運動」に寄付を行いました。また、一般参加の２名が新会員となりました。
　さて、今回のイベントは初期の目的を達したのでしょうか？
　企画した側からすると一番気がかりなところです。多分、答えはこれからの活動の中で芽生えてくるのではないでしょうか。そんな淡い期待を持ちながらこの記事を書き終えました。参加者のみなさん、ご支援いただいた拠点友の会のみなさんありがとうございました。
　（文責：PHP友の会島田　鈴木勝弘）