山形PHP友の会 設立20周年記念 年次総会・講演会を盛大に開催!
皆さん、こんにちは! PHP友の会事務局の平山です。
12月並みに冷え込んだ11月12日(日)、山形テルサ 研修室Aにて、山形PHP友の会の第20回 年次総会・設立20周年記念 講演会が開催されました。私は山形市の出身で、会場までは実家から徒歩5分の距離です。今回、講演会の講師としてお招きいただいたので伺ってきました。初めて参加した山形PHP友の会ですが、会員皆さんが温かく迎えてくださり嬉しかったです。
まず、10:30~11:40に第20回 年次総会が実施されました。私はPHP友の会事務局員でありながら、拠点友の会の年次総会に出席したのは初めてです。小野さん司会のもと、富樫さんに先導いただいての「私たちの信条」「五つのちかい」唱和から総会が開始。会長・井上敬三さんより、「山形PHP友の会は東北エリアの中でも特に歴史の長い会」というお話がありました。議事に移り、各議題が滞りなく承認されていきました。「次年度の例会会場の検討」、「『例会案内』の手段としてLINEグループを導入してはどうか」などの議論がなされました。全国PHP友の会副会長・相馬武さんや東北エリア副本部長・熊本さんのご臨席もあり、東北エリア全体のイベントについても情報交換。大きな節目の良い総会だったと感じます。
そしていよいよ、13:00~16:30には設立20周年記念 講演会が開催されました。ご参加者は30名で、なんとこの中には私の中学時代に担任をしてくださった先生を含めた教員の方々、両親や91歳の祖父も。司会者・鴨田さんの美声により会が進行されました。今回、ご参加者の半数近くが全国本部登録会員外の方々ということもあり、会長・井上さんよりPHP友の会のご紹介、全国副会長・相馬さんよりマイクを使わず熱い歓迎のお言葉をいただきました。
メインの講演では、私・平山が「松下幸之助に学ぶ ―ハンディのある人が幸せをつかむヒント―」と題し、約70分の発表を行ないました。私自身が影響を受けた「松下幸之助さんの行き方・考え方」、また「ハンディ」というテーマにちなみ当事者である私から「視覚障害者の実態」について解説。山形生活時代の思い出や、少し忘れかけている山形弁も交えユーモアたっぷりに話しました。
ご参加者を巻き込むことも忘れません。弱視の私は会場にいらっしゃる方々の表情・姿勢が見えないので、質問やクイズ問題を投げかけ、拍手によるリアクションを求めました。「山形市内からお越しの方!?」 (パチパチ) 「では山形市外からお越しの方!?」 (パチパチパチパチ) 「ああ、山形市外から来られた方の方が多いんですね。遠方からありがとうございます!」という感じです。
中盤には、「自分に与えられた天分を完全に生かしきることが『人間としての成功』」という幸之助さんの考え方を紹介したうえで、「自分のハンディやネガティブ経験を受け入れ、他者へ共有することが人間としての成功を目指す鍵」という私の独自見解を述べました。全体的に、ハンディを感じている方・障害がある方に限らず、どなたにとってもご参考になる内容をお伝えしたつもりです。
質疑応答の時間帯には多くの方が発言くださいました。「講演中、平山さんが手元で操作しているそのデバイスは何ですか?」「平山さんのこうした活動が、PHP友の会の会員増強に結び付いた事例はありますか?」「点字ブロック(正式名称:視覚障害者誘導用ブロック)ってやっぱり必要ですか?どんなときに使いますか?ブロックに種類はありますか?」などのご質問をいただきました。また、「『ハンディと無関係な人はいない』というフレーズに共感した!」「私も教え子に、『実際にやってみなよ。一緒にやろうよ』と呼びかけていきたい」「『ハンディ』って『生きづらさ』とも言い換えられますよね?」など前向きなご意見・ご感想をいただき、ご参加者と対話できて私も大いに刺激を受けました。
その後の交流会(茶話会)にも16名がご参加。山形PHP友の会設立メンバーである鈴木昭十さんの5分間スピーチを皮切りに、お一人おひとりから『PHP』誌・松下幸之助さんへの熱い思いが語られました。小泉知加子さんによる著書・『復興への道をひらく』のご紹介などもあり、内容盛りだくさんでした。
外は寒かったですが、室内は熱気・活気にあふれていました。この山形から東北・全国のPHP友の会活動をさらに盛り上げていきたいと強く感じました!!
全国PHP友の会事務局 平山 健太郎