奈良PHP友の会は１０月２１日（土）午後、大阪市福島区大開町で松下幸之助創業の地の見学会を行いました。当会では３年前の令和２年１月に奈良市内で開催した新春講演会でPHPおおひらき松翁会会長の市野俊哉氏を講師にお招きして「大開町と松下幸之助　～人や世間に教えられ、支えられ～」という演題で講演をお聞きしたので、ぜひ現地を訪問したいという思いが募り、コロナ禍を経てやっと実現したものです。
午後１時３０分見学者一行は大阪メトロ千日前線野田阪神駅に集合、南田副会長の挨拶、注意事項等の説明の後、市野氏のご案内で見学会がスタート。三井住友銀行→①野田阪神駅前商店街→②第２次本店工場跡（大開公園記念碑）→③創業の家跡→④第１次本店工場跡→大開公園の順に約１時間３０分の見学コースです。

松下幸之助創業者がこの大開の地で、大正７年から昭和８年までの１５年間にたった３人での創業から１０００名を超える中堅企業までに成長させ、アタッチメントプラグなど数々のヒット商品を開発し、水道哲学や「命知」などを世の中に発信した場所であり、まさに経営の聖地といえましょう。私共見学者一行は市野氏の丁寧かつ解りやすく素晴らしいご説明や書物には紹介されていないエピソード等に耳を傾けながら、若き日の幸之助氏の姿に思いを馳せました。
見学会終了後、一行は駅前商店街にある「ジャイアントコーヒー」で約１時間懇親のひと時を過ごしました。懇親会では参加者全員が感想を述べ、松下幸之助氏の偉大さに感動した話が多く聞かれました。また、行き届いたご案内とご説明に尽力された市野氏への感謝の気持と共に、特に説明用のファイルを支えてご主人に寄り添う奥様の健気な姿が強く印象に残りました。
　今回の訪問は大変貴重な体験で、改めて松下幸之助氏の偉大さを学ぶ事が出来ました。
ぜひとも多くの方々に見学して頂くよう私共もPRに努めると共に、会員募集にもぜひ活用したいと思います。（文責：奈良PHP友の会事務局）