関西エリアSDGs入門セミナー開催(5/7) 読書会系拠点会対象に初開催
5/7(日)大阪阿倍野市民学習センターにおいて、関西エリアSDGs入門セミナーが開催されました。このセミナーは、大阪PHP読書友の会が5月度オープン例会として、関西エリアの各読書会系拠点会会員を対象に行われたもの。関西エリアでは、昨年来関西PHP女性経営者友の会、大阪PHP夢プラン経営者友の会において実施されてきていますが、読書会系友の会では初めての開催となりました。
13時30分に始まったセミナーには、大阪、京都、奈良など関西エリアから23名が参加、片岡本部長のご挨拶に始まり、全国PHP友の会SDGsプロジェクト代表の小澤弘道氏よるこのセミナーのねらいについてのご紹介がありました。セミナーは、第一部の講話と第二部のグループ討議・発表のプログラムで行われました。第一部では、前半を、関西PHP女性経営者友の会大阪代表でSDGs大学SDGs認定講師の潘英峰さんが『SDGsの基本 SDGsを共に考え・実践に向けて』という題目でSDGsの基本知識と歴史的経過について初心者にわかりやすく解説、併せてSDGsとPHPの理念の共通性、さらには松下幸之助翁が中国に対して行った開発援助の歴史的意義にも言及、大変意義深いお話を伺うことができました。後半は、関西PHP女性経営者友の会奈良代表で国際SDGs推進協会認定スーパーバイザーの澤西陽子さんが『SDGsの実践』について、いま世界で起こっている環境・社会・経済の問題について具体的に取り上げたうえで、地球人の一人として各個人が取り組めることは何かについて具体例をあげて解説、併せて講師自身のこれまでの実践活動を紹介し、『地球の資源も健康も今ある 当たり前も当たり前ではない。衣食住はそこに関わる人、 自分を支えてくれる人がいる。助けてほしいと思っている人や困っている人に自分ができることをすること』といまの私たちの立ち位置と実践の考え方の示唆を頂きました。
第二部では、講義を受けて、参加者が各グループに分かれて自由討議。SDGsに関する各自の受け止めや個人としてできる実践についての意見交換を行いました。討議後の発表では、討議で出たいろんな実践に関するアイデアや内容について披露されると同時に今後のPHP友の会活動(例会)においても、できるだけSDGsのテーマに時間を割いて日頃の実践事例の報告や意見を言う機会を設けていくことが必要との報告がありました。
最後に、関西エリア本部市野副本部長から、講評とまとめのお話があり、今日のセミナーと討議を受けて、いま日本のSDGsの取り組みはまだまだ道半ばで、世界のなかで19位の状況であり、欧州各国に比べて遅れをとっていること、そのためにも今後は政府、企業、地域,家庭、個人それぞれの立場でこれまで以上の取り組みが必要と前置きし、PHP友の会においても、従来の取り組みをベースに、さらに個人の日常の実践を通して成果に結びつくよう、一層の取り組み推進の協力を要請し、セミナーを締め括られました。 (文責 大阪PHP読書友の会 馬戸秀雄)