関西エリアで第6回松下幸之助生誕祭(11/21) 初の大阪開催に多くの会員が参集
続いて、会員の発表に移り、奈良まほろばPHP友の会・檜垣淑さんと奈良PHP友の会・示野哲男さんが、それぞれ「私の好きな松下幸之助の言葉」をテーマに、熱のこもった持論を紹介されました。檜垣さんは、日常の生活の中にPHPカレンダー(日めくり)を取り入れて、日々の言葉をかみしめ、自得の糧にされているお話を事例をもってご紹介。示野さんは、“素直な心になるための十か条”から『融通無碍』に注目し、自由自在の心の在り方の重要性と実践について強調され、コロナの時代を生きる知恵として、いまこそ“変わらないもの”と“変わるもの”の見極めが重要なのではないかと問題提起されました。
続いて、当日のメインプログラムとしての記念講演に移り、(株)PHP研究所客員・佐藤悌二郎氏による『松下幸之助の行き方や考え方に学ぶ』と題する約1時間の講話を傾聴。講話では、冒頭、松下幸之助翁が生涯大切にされた『天地自然の理に従う』の意味について述べられ、転じて、“世間、大衆の声を聞くこと”、“社内の衆知を集めること”、そして“なすべきことを行っていくこと”によって、あらゆる経営(国家、企業、家庭など)で必ず成功できるという考え方について解説され、それが松下さんの行き方・考え方のベースであることを示されました。そして、この実践にあたっては、常に“素直な心”で、ものごとを”強く願う“ことがなによりも重要であると強調されました。また、松下さんは、『人間大事』(人間の幸せ、他人の幸せから考える)ということ、そして、『夢を持ち続け、学び続け、思索し続け、成長し続ける』ことを人生を通して一貫して大切にされ、実践されたことを付け加えられ、最後に、成功するまで続けることがいかに大切なことであるかということを、いまを生きる私たちが改めて学ばなければならないとして、話を締めくくられました。